有久寺温泉「有久寺荘」
【源泉名】
【泉質】硫化水素泉
【PH】
【源泉温度】
【成分総計】440.5mg/kg
【湧出量】
【入浴料】
紀伊長島町の国道から県道へ逸れ、さらに車一台分の幅しかない
道を2キロ進むとそのどんづまりに位置する山中の一軒宿。
かなり気になっていた秘湯をついに宿泊利用。
5時半、遅めに到着して呼びかけてみるが宿の人は誰一人おらず、かなり焦った。
遅くなりそうだからと電話したときには女性が出たのに。
杉木立に囲まれたぼろぼろの廃屋群にただ一人取り残された状況。
はっきりいって怖い!怖いものみたさでうろうろしていると、
川の横のお堂で源泉を発見。ヒシャクがあるが、
源泉はほとんどたまっておらず、臭いもしなかった。
とりあえず勝手に浴室へ行って風呂に入ることにした。
風呂から出てきても誰もいなかったらキャンセルして帰るつもりだった。

外観 外観

薬師堂 泉源
浴室は川沿いに別棟でつくってあり、隣に加熱のためのボイラーがあった。
廊下の壁が思いっきり斜め。地形にさからわないデザインだ。
浴室は小さく壁も浴槽も岩。そして換気設備がいっさいないので
ものすごい湿度だ。そしてものすごく薄暗い。
かなりブキミな浴室。夜一人で来るの嫌だ!
湯はおそらく無色透明。微硫黄臭で味はほとんどない。
熱めに加熱してあり、浅めの浴槽に寝そべってつかる。
意外にも排水口から湯が吸い込まれていた。
まさかこんな山奥の秘湯が循環とは。おそらく湧出量が少ないのだろう。
さっぱりして湯からあがると、宿のおじいちゃん、おっさん、
お手伝いさんが外出から帰ってきており安心した。
が、吉野の山寺の行者でもあるおっさんがホラ貝を吹いていて
これまたちょいとブキミだ。

浴室棟 浴室棟廊下
お手伝いのおばちゃんにしきりに平謝りされながら部屋へ案内される。
部屋はボロ屋のわりには思ったよりきれいだった。
食堂(?)へ行くと、普通におじいちゃんが寝そべってテレビ見とる!
山の中とはいえ、熊野灘にもほど近いため、料理は新鮮な魚が並ぶ。
こんなにあるの!と思ってしまうすごい品数。最低料金の一万円コースで
宿泊したのだがこのヴォリューム。二万円コースなんてどうなるんだろう。
料理は特に手の込んだものはないシンプルなもの。
そのぶん素材のうまさがストレートにズシンと来る。
タイ塩焼き、ガシ(だったかな?)の煮魚、エビの鍋、サザエつぼ焼き、
サザエとカツオの刺身、もずく、茹でイセエビ。うまい!
絶対食べきれないと思ったが完食。
朝食も今朝紀伊長島の漁港であがったという新鮮な魚。
イカ刺しがうまい!イワシの煮付けひとつとっても新鮮さがちがう!
このロケーション、鄙びた建物、てんこ盛りの地魚料理、
ここでは詳述しないがかなり濃いキャラのおじいちゃん。
鮮烈な印象を残した宿だった。

夕食 朝食
三重県の温泉へ