子どもの感性を育む会

《 緊急!子どもが学校につぶされる 》

 教師の校内暴力 


∽ 人間不信 ∽

 平成8年1月、ある名古屋市立中学校における体罰について全校父母集会が開かれました。下記は、その際に配布された、生徒たちの勇気ある証言と父母有志の努力により作成された『6名の教師による体罰84例の報告集』からの一部である。(なお、配付された『報告集』にはすべて教師の実名が記載されている。相手が公務員の場合、刑法230条の2第3項の規定により、事実であれば名誉毀損の罪に問われることはありません。私立学校教員であっても、公益性に鑑み、同条第1項により名誉毀損罪にはあたりません)
 会場の親から「規則の枠にはまらない生徒の心を踏みにじっている。軍隊か収容所のようだ。生徒を物としか扱っていない。力で抑えこむ。罰で縛る。人を侮辱する。成績で脅す。体罰の原因には校則があるからだ」などの批判が続出した。

 校長は、全校生徒に謝罪すると言ったが、本来慕う教師から受けた心の傷(トラウマ:Trauma)が果たしてどれだけ癒されているか。人間不信という傷はギブスをはめてひと月寝ていれば治るというものでは決してない。「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」はその人の一生を苦しめる深刻なものになりうるのである。


∽ 傍観する職員 ∽

 後に判明したことは、他にも何人かの暴力教師と多数の生徒虐待が存在し、報告集は氷山の一角だったこと。さらに問題なのは、職員間で永きに渡り容認されてきたこと。「職員室で生徒が床板に正座させられて泣いているのに、横をニヤニヤしながら通っていった他の教師たちにも腹が立つ」という生徒証言もあります。
 生徒同士のいじめで傍観する生徒は、その矛先が自分に向けられるのを危惧する故からだが、「教師の校内暴力」という刑事事件を傍観・黙認する大人である職員は同罪である。


∽ 暴力の「刷り込み」 ∽

 また、マスコミから報道されていないこれらの事例は一中学校だけの特殊なことではなく、大勢の暴力教師たちは給料をもらいながら数多くの学校をそれぞれ転任してきているのである。
 「教師は生徒の身体に触れてはならない」というフランスの法律から見れば、生徒を殴ることを熱血教師とし、殴ってくれた教師を慕うなどというような事は、サドマゾの世界に浸っている日本の変態と言わなければならない。
 昨今、社会問題化している「幼児虐待」する若い親たちをそうなるべく教育した大部分の責任は、とりもなおさず学校にあるのである。



▲バスケットシューズでキック事件
 集会でT教師が説教しながら、「動くな」と命じた。虫が飛んできてそれを手でのけようとして、ある男子生徒が体と手を動かした。教師がやってきて、バスケットシューズを履いたまま、顔を蹴った。その子の眼鏡が落ち壊れた。

▲「口が開いているのは反抗的な証拠だ」事件
 ある生徒は、日頃からI教師に口を閉じろと怒鳴られていた。この生徒は矯正中で口にワイヤーが入っているのである。それを「口が開いているのは反抗的な証拠だ」といい、ビンタされた。舌を噛み出血した。この生徒は5月頃、I教師がいやで登校拒否になりそうになった。

▲Tシャツ事件
 ある生徒が体操服を忘れ、Tシャツで体操をしたいとK教師に申し出た。K教師は構わないと言ったが、I教師は「Tシャツで体操などするものではない。電話をして母親に体操服を持ってきてもらえ、それまで玄関で待っていろ」と言い、TシャツをI教師が脱がせてその場を離れた。上半身裸になったその生徒は泣き出した。

▲掃除事件
 ある生徒がI教師に雑巾をしぼらされていた。「おまえどういう雑巾のしぼり方をしておるんだ、代われ」と言って他の生徒に代わらせた。雑巾から一滴でも水が落ちると叱られ、この交替した生徒は指の皮が剥けるまでしぼらされた。

▲掃除事件その2
 I教師が「今日は掃除無し」と言ったので、ある生徒が「やった!」と言ったところ、「おまえだけやれ」と言われた。そして実際にごみを捨てに行かされた。

▲上靴事件
 一学期の終業式に上靴を持って帰るのを忘れないようにとの注意があった。一人の生徒が忘れた。教師(複数)がその上靴をごみ袋に捨ててしまった。

▲宿題事件
 ある生徒は宿題をやっていたにもかかわらず、I教師に「やっていない。やり直せ。今日中に持ってこい」と言われた。一旦帰宅して、2時間ほどかかって仕上げた後再び学校まで持って行ったところ、教師はすでに帰宅していた。

▲教育相談事件
 I教師に試験勉強の計画の立て方を教えてほしいというと、そんなことは相談ではないと叱られ、相談することをもう一度考えてこいと、やり直しをさせられた。教育相談とは何を相談するところか教えてもらえず、別の生徒は3回やり直しをさせられた。

▲合唱コンクール事件
 合唱コンクールの練習のために、8時集合、8時5分練習開始となっていたとき、8時2分に着いた生徒は、I教師に「おまえなんか教室に入ってこなくていい」と言われ、2分遅刻ということで、罰として独唱させられたうえ、廊下に立たされた。この生徒が、練習時間には遅れなかったのになぜ立たせられねばならないのかと抗議したところ、I教師が「8時集合と言ったら、8時にこなくてはいけないのだ。このバーカ」と言った。

▲無理難題事件
 短距離走に使うスタートのブロックを取りに行くように言われて取りにいったが、壊れていたためI教師にそのように報告したら、「他のものを探してこい」と言われた。もう一度探しに行ったが、見つけられなかったため、教師の所に戻って「ありませんでした」と再度報告したところ、「正座しろ」と言われた。

▲髪染め事件
 生まれつき髪の色が茶色のある生徒は、N教師に髪を黒く染めろと言われたために黒に染めなければならなかった。しかし逆に、より茶色になってしまった。そこでN教師は、これでは髪を短く切るしかないと言った。そこで短くしたが、あまりにも茶色になってしまっていたので、結局再び髪を染めなければならなかった。

▲水掛け事件
 ある男子生徒は、髪にムースを付けていったのを教師に見とがめられて、頭に水を掛けられたうえ、殴られた。精神不安定になり、二か月欠席を続けた。

▲体操服着替え事件
 I教師の体育の時間、体操服に着替えて校庭に出ていると、「着替えが遅い。5分以内に制服に着替えて校庭に戻れ」と言われた。言われて通り、クラス全員が制服に着替えて校庭に戻ると、今度は「制服なんかで体育ができるか!5分以内に体操服に着替えろ!」といわれ、また全員が着替えさせられた。

▲議員虐待その1
 ある生徒が別の生徒を怪我させた。N教師はクラスの者は何をしていたんだ、議員は何をやっていたんだと議員をビンタした。

▲議員虐待その2
 I教師が朝、教室に入ってきて「議員、朝の会やったか。プリント集めたか」とにかく何でも、議員、議員。体育の前後には、「議員、はよ着替えさせろ、はよ教室移動させろ」「議員、ごみを拾え、おまえは班長だろう、ごみを捨てにいけ。他の子が(おまえが行かないと)かわいそうじゃないか」と言った。

▲アトピー事件
 アトピーの持病の生徒に対して、I教師は「おまえは心もアトピーだ」と言った。

▲セクハラ事件その1
 E教師(男)やY教師(男)は、女子生徒が着替えているときに、「着替えたか」と言いながら、ノックもしないで部屋に入ってくる。

▲セクハラ事件その2
 生理なので体育を休みたいとI教師に申し出ると、生理何日目であるかを生徒手帳に書けと言われた。その上、顔と手にはハンコを押された。

▲登校拒否事件
 転校してきたときに、制服が間に合わないから「しばらく紺の上下で登校したい」と申し出たら、「私服なら登校しないでください」と学年主任にいわれた。

▲推薦拒否事件
 I教師が3年間担任だった男子生徒は、I教師にいつも叱られ、朝になると腹痛・下痢をし休みがちだった。「推薦なんかできません。どこへでも行ってください」と言われた。

▲開き直り事件
 (I教師の体罰が問題となった後)T教師は「先生は生徒に何かを言われてドキッとすることもあるが、どうせガキの言うことだから気にする必要なんかないと思うようにしている。だから一晩たてば立ち直っている。人間、そういう心がないと世の中狂っているからやっていけない」と社会科の授業で言った。


(資料)「生徒に対する体罰禁止に関する教師の心得」1949年・法務府(現在の法務省)

1、用便に行かせなかったり食事時間が過ぎても教室に留め置くことは肉体的苦痛を伴うから体罰となり、学校教育法に違反する。
2、遅刻した生徒を教室に入れず、授業を受けさせないことは例え短時間でも義務教育では許されない。
3、授業時間中怠けた、騒いだからといって生徒を教室外に出すことは許されない。教室内に立たせることは体罰にならない限り懲戒権内として認めてよい。
4、人の物を盗んだり、こわしたりした場合など、こらしめる意味で、体罰にならない程度に、放課後残しても差支えない。
5、盗みの場合などその生徒や証人を放課後訊問することはよいが自白や供述を強制してはならない。
6、遅刻や怠けたことによって掃除当番などの回数を多くするのは差支えないが、不当な差別待遇や酷使はいけない。
7、遅刻防止のための合同登校は構わないが軍事教練的色彩を帯びないように注意すること。




「子どもの感性を育む会」

学校教育の唯一の目的は、
子どもが「自分は何をやりたいか」を
見つける機会を与えることである。


代表:寺本こういち
school@gld.mmtr.or.jp



 行政と学校に対し、下記の項目を急ぎ要望いたします。

 ◇ 大学・高校への入試と内申書の廃止
 ◇ 小・中・高校のカリキュラムの半減
 ◇ 既存の校則の全廃
 ◇ 25人学級の実現
 ◇ 児童・生徒による授業評価システムの導入
 ◇ 遊ぶ権利・休息する権利・余暇を持つ権利の保障
 ◇ 児童・生徒の名前の呼び捨て禁止、「未熟な子ども」扱いの禁止
 ◇ 法の遵守、児童・生徒の人格尊重




各ページも続けて是非お読みください
提言1、「入試の廃止」
提言2、「校則の廃止」
提言3、「別の二つの評価を」
提言4、「呼び捨て・子ども扱いの禁止」
提言5、「小学校英語授業の撤廃」
報告1、遊び放題、やりたい放題 の促進
報告2、詩「子ども」
報告3、国連の厳しい膨大な勧告
報告4、教育改革への朗報
告発1、学校による生徒いじめの実態
告発2、「自由」を甘えと決め付ける学校
告発3、ウソで固めた制服
告発4、非行を後押しする教師
告発5、「遊ぶ権利」を奪う学校
告発6、教師の校内暴力
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